最も中心となるのがMRI装置を用いた画像診断です。頭の内部を磁気を用いて輪切りにして観察します。
脳梗塞、脳出血、まだ症状の出ていない無症候性脳梗塞、脳腫瘍、脳萎縮などがわかります。また同じMRI装置を使って、脳の血管、頚部の血管を見ることが出来ます。これをMRA（血管撮影）といいます。これにより脳動脈瘤の有無や、脳の血管の細くなっているところを立体的に見ることが出来ます。MRI装置には磁気の強さによりかなりの種類があり、磁気が強く高性能な装置ほど短時間にきれいな画像が得られます。
当院では米国GE社製3テスラの世界最高水準の機器を設置しています。
この超高磁場3テスラMRIにより、現在使用している1.5テスラMRIに比べ、2倍の磁力を利用し多くの情報が得られる為、従来よりも短時間に、より鮮明に病変を確認することができます。非常に微細な血管まで描出可能で、小さな病気でも発見することができます。
GE社製Discovery MR750w3.0T は愛知県内では初導入であり、東京大学、大阪大学でも導入されているMRIです。当院では、今回の最新鋭3テスラ-MRIの最先端の撮影技術を用いて精度の高い画像診断を実現し、予防医療、地域医療に貢献して参ります。
検査は検査台の上で横になっているだけでよく、何の苦痛も副作用もありません。エックス線を使用しないので、被爆の心配もありません。きわめて安全な検査です。
